津別峠の雲海、斜里岳遠望

日の出の時、知床連山の稜線と共に真っ白な雲海を見ることが出来ました。
雲海は屈斜路湖側に広がっており、分水嶺をはっきり見て取ることができ、地形の成せる自然美を観察出来ました。早朝は少々寒かったですが、自然の雄大さに間近に触れることができ、心に暖かい気持ちを宿してくれました。

釧路湿原

日本最大級の広さの釧路湿原は、その昔は海の中にあり、今から6000~4000年前に徐々に水が引き泥や砂がたまって湿原が出現したとのこと。その大きさは東京23区がすっぽり収まってしまい、約700種の植物と約1300種の生き物が生息しています。

釧路湿原、温根内木道散策

ネイチャーガイドさんの案内で木道を1時間ウォーキングして来ました。途中、谷地眼(やちまなこ)と言う水たまりがあり、草に囲まれているため、うっかり足を踏み入れたりすると深さが3~4mの底なし沼のような状態になるとか。とても怖いです。
ネイチャーガイドさんの言う事をよく聞いて、決して良い子は独り歩きしないようにしなければ・・・。久しぶりにガマの穂を見かけ、嬉しくなりました。

釧路湿原、釧路川カヌー下り

温根内(おんねない)を散策している時に、すぐそばを流れる釧路川をカヌーで下っている人たちと会いました。釧路川はカヌー川下りのメッカとも言われており、湿原の中を蛇行しながら、穏やかな流れの中でゆったりした気持ちで楽しめそうです。
また、川の淵で餌を探している丹頂に出会うこともあり、ねずみも食べてしまう幻の魚「イトウ」にも出会うかもしれませんね?

知床 フレペの滝散策路をトレッキング

フレぺの滝にいたる遊歩道は、知床自然センターから往復40~50分の距離です。
50年程前まで開拓民が居て切り開いた道を通りますが、熊がいる地域なのでエゾシカもキョロキョロ警戒しながらですが、我々も歩く時は「熊鈴」を鳴らしながらで、まさに大自然そのものです。

知床連山とハンゴンソウ(反魂草)

フレぺの滝に行く途中に知床連山を遠望できる草原があり、草を食んでいるエゾシカをそこかしこで見掛けます。草原は黄色の花の反魂草(ハンゴンソウ)とワラビの群生地でもありますが、ワラビの背丈がこんなに高いものであることをこの年になって初めて知りました(笑い)。

知床 プユニ岬の断崖

高さ100mの切り立った断崖の途中から山々から流れてきた地下水が染み出し、海へと直接流れ落ちる滝上からは、オホーツク海が目の前に眺められます。
澄み渡る青空とオホーツク海の青、流氷の青など、近年「オホーツクブルー」と呼ばれています。

知床 フレペの滝とアマツバメの群れ

フレぺの滝は、知床八景のひとつで落差60m、標高80mで年間水量が少なく、しんしんと流れ落ちる様子から別名「乙女の涙」と呼ばれています。
また、この滝の崖などに巣作りするアマツバメは、高速で飛び交い、飛びながら寝るという不思議な習性を持った鳥です。