利尻島の紅葉は例年10月上旬~10月下旬で、姫沼を囲むような樹木の紅葉は今が盛りでとても奇麗でした。この日は朝からの雨が上がった一瞬に虹が架かり、素敵なショットの一枚になりました。
宗谷岬からのサハリン遠望
日本最北端の宗谷岬から43km先のサハリンが肉眼ではっきりと見えました。
フェリーでは稚内港からコルサコフ港まで159kmあり、片道5時間半かかります。宗谷岬にある柏屋(お土産店)では、「日本最北端到達証明書」を到着日スタンプを押して販売しています(1枚100円)。
斜里 天に続く道
18km続く直線道路が斜里町にあります。農道を自動車で走っていると突然現れる風景を誰が注目したのか、直線道を横断すると全然気付かないような場所なのですが・・・数年前から観光スポットとして話題となっています。美瑛の「青い池」や清里町の「神の子池」などもここ数年前から注目され始めて、今や観光雑誌の定番となっていますが、環境面から考えるとこれで良かったのか、と思うこの頃です。
知床 オシンコシンの滝
国道沿いにある知床八景のひとつで、幅30m、落差80mは知床最大の滝です。
途中で水の流れが二手に分かれていることから「双美の滝」と呼ばれ、6月には雪解けのため水量が多く、滝の勢いが迫力満点でミストシャワーを浴びることが出来ます。癒しの空間でもあります。
知床半島 カシュニの滝
ウトロ港から船で約1時間。この場所はクルージングでなければ眺められない所で切り立った断崖から直接海面に落下し、落差は30mあります。
知床岬までのクルージングは、船上で流れる森繁久彌や加藤登紀子の「知床旅情」を聴く一方、断崖を見上げながら進み、所々で名も無い滝、大きな岩や洞窟など見どころ満載の大自然を満喫できます。
知床半島 タコ岩
カシュニの滝の直ぐそばにそびえている岩で、タコのような丸い頭とその下に足があるように見えるとても特長的な形をした大きな岩です。時には、カモメの卵を狙って熊が来るようですが、今日は見かけることが出来ませんでした。
利尻 姫沼の湖面に映る逆さ富士
利尻の原生林の中にある姫沼の湖面に、天気の良い日には利尻山の「逆さ富士」が映るのです。姫沼は周囲800mで一周を約20分で歩ける木道の探勝路があり高山植物を観察しながらの散策もお勧めです。利尻島に100年振りにヒグマが海を泳いで渡ったとの報道があり、「熊鈴」を持って歩くのをお忘れなく・・・。
津別峠からの雄阿寒岳と雌阿寒岳遠望
津別峠は、津別町と弟子屈町との境にあり、屈斜路湖のホテルから車で約20分に位置しています。展望台からは雄阿寒岳と雌阿寒岳が雲に浮かんでいるように見え、大パノラマの自然に浸ることが出来ました。
津別峠の雲海、斜里岳遠望
日の出の時、知床連山の稜線と共に真っ白な雲海を見ることが出来ました。
雲海は屈斜路湖側に広がっており、分水嶺をはっきり見て取ることができ、地形の成せる自然美を観察出来ました。早朝は少々寒かったですが、自然の雄大さに間近に触れることができ、心に暖かい気持ちを宿してくれました。
釧路湿原
日本最大級の広さの釧路湿原は、その昔は海の中にあり、今から6000~4000年前に徐々に水が引き泥や砂がたまって湿原が出現したとのこと。その大きさは東京23区がすっぽり収まってしまい、約700種の植物と約1300種の生き物が生息しています。